良いデザインっていったい何?

Writer:Asai (20.09.18)

良いデザインとはいったいどういうデザインなのでしょうか?世の中には沢山のデザインが存在しており、人によって評価や印象はさまざまです。
ここでは、私が考える良いデザインとは何かを考えていきたいと思います。

良いデザインの定義とは?

私が考える良いデザインとは「成果を生み出す・目的を達成する」と考えています。例えば、スーパー等のチラシ。このチラシを「格好いい・かわいい」と捉える人は少数派だと思います。しかし、実際にこのスーパーで買う人にとっては、「今日は何がお得かわかりやすい」という点が満たしていれば、そのスーパーの売り上げに直結すると考えます。
このように「チラシを出す目的(売上向上)」を満たすデザインは良いデザインと言えるのではないでしょうか。

成果・目的を達成するデザインを実現するためには?

成果・目的を達成するために必要なことは、「Who(誰)、When(いつ)、What(何を)、how(どうやって)、do(どうして欲しいか)」を明確にしていく必要があります。いわゆるペルソナです。

Who ターゲットは誰か
When イベント開催日、商品発表日など
What どんな内容、どんな商品、何を伝えたいか
How 販売方法は、チラシ等の配布方法は
Do どのような行動を促したいか

ペルソナを明確にしていくことで、どのようなデザインが最適なのかが具体的になっていきます。
例えば、高齢の方がターゲットになるのであれば、文字は読みやすく大きめにするなど気をつけるべき点も見えてきます。

クライアントの世界観の演出も大切なこと

クライアントの持つ世界観を表現するデザイン力も重要なファクターです。デザイン力が不足していれば、世界観を演出することも困難になります。この点については、色々な作品集を見る、経験を積むなど地道な活動が必要です。
また、パンフレットなどの紙媒体の場合、素材も重要視されます。高級品を紹介するパンフレットであれば、紙厚が大きくマット調の紙を利用するなど素材から世界観を演出することも可能だからです。

大切なことは、「成果・目的を達成する」こと

どれだけ、お金をかけたりこだわって作っても、成果・目的を達成できなければそれは「良いデザイン」とは決して言えないと思います。また、出来上がりの時では、成果・目的を達成できるかは不明確です。
そのため、良いデザインを実現するためには、ペルソナ設定をしっかりと行う。クライアントの世界観、伝えたいことをしっかりとヒアリングすることが大切な要素だと思います。デザインで気をつけなければいけないことは、自己満足です。クライアントと真摯に向き合い、より良いモノ作るという気持ち。制作する側はこの気持ちが大切だと思っています。

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