3月17日は「みんなで考えるSDGsの日」

Writer:Asai (21.03.17)

SDGs(持続可能な開発目標、Sustainable Development Goals)とは、持続可能な世界を実現するための、2030年までに達成する国際的な開発目標のことを指します。SDGsには17の目標と169のターゲットが設定されています。そして本日3月17日は、持続可能な世界を実現するために掲げられている17のゴール(目標)から「みんな(3)」で「17」のゴールを実現しようという意気込みで「みんなで考えるSDGsの日」として2020年に制定されました。

17の目標とは?

SDGsに掲げられている17の目標とは下記のとおりです。

  1. 貧困をなくそう
    あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
  2. 飢餓をゼロに
    飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する
  3. すべての人に健康と福祉を
    あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する。
  4. 質の高い教育をみんなに
    すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
  5. ジェンダー平等を実現しよう
    ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る
  6. 安全な水とトイレを世界中に
    すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する
  7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
    すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネ ルギーへのアクセスを確保する
  8. 働きがいも経済成長も
    すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する
  9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
    強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る
  10. 人や国の不平等をなくそう
    国内および国家間の格差を是正する
  11. 住み続けられるまちづくりを
    都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする
  12. つくる責任 つかう責任
    持続可能な消費と生産のパターンを確保する
  13. 気候変動に具体的な対策を
    気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る
  14. 海の豊かさを守ろう
    海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する
  15. 陸の豊かさも守ろう
    陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る
  16. 平和と公正をすべての人に
    持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する
  17. パートナーシップで目標を達成しよう
    持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

言葉だけ見ると非常に難しいことのように見えてきます。その中で、「自分たち一人ひとりが何ができるのか?」を考えて、行動に移すこと。それこそが、大切なことであると思います。

ひとり一人が出来ることを考える

先述した目標は一部の大企業や人だけが気をつけて達成できるものではありません。一人ひとりが自分の出来る範囲で考え、行動に移すことこそ大切なことです。では、具体的にどういった行動が取れるのでしょうか。

例えば、コンビニのビニール袋。一人ひとりがエコバックを利用することで、ビニール袋の削減に繋がります。そうすることで、様々な目標にアプローチすることができます。ビニール袋のような石油由来製品はその製造過程において、CO2の排出量が多くなります。その結果、地球温暖化の要因に繋がる可能性が高くなります。つまり、ビニール袋の削減を行うことは、目標7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに、目標13:気候変動に具体的な対策をにアプローチすることになるわけです。また、ビニール袋が投棄されることでそこに住まう動物たちの誤飲にも繋がってしまいます。削減を行うことで、目標14:海の豊かさを守ろう目標15:陸の豊かさも守ろうにもアプローチできるわけです。

このように身近なところから行動を起こすことで、様々な目標に結果としてアプローチを行えるわけです。

みんなで声を上げて周りを巻き込んでいくことも大切かも

一方で、なかなか行動に移せないという気持ちも非常にわかります。なので一人ひとり、企業毎で何に取り組んでいるのかを声に上げていくことも大切なことなのかもしれません。みんなが行っていれば、自分も行ってみよう、行わないといけないなという気持ちが強くなっていきます。そういった声を上げ周りを巻き込んでいくことこそ、今の段階では必要なことなのかもしれません。

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